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うえしまさんの備忘録

うえしまさんの活動の備忘録をここに淡々と書いていきます。ジャンルは色々ですが、主にIT関連の記事を書きます。

第3回わたあめ勉強会

内容

この本のPart2第2章と第3章を読んで私が簡単にまとめてid:kiwofusiと要点を確認し合いました。

レジュメ

part2 第三章 事業を定義する。

従来のマネジメント手法はもはや手遅れ

従来のマネジメント手法

技術進歩に伴う高密度化・小型化によって、同じ容積・重量で従来と同機能か、より高性能な物(工業製品)を作る事。
または運用コスト削減等を目的として、従来品よりも小型の機器を用いて対応することを呼ぶ。
技術工学分野では主に前者の事を、経済産業分野では主に後者を指してこう呼ぶ。

企業が自社の業務や機能の一部または全部を、専門業者あるいは子会社などの外部に委託すること。
特定の部門を人員を含めて子会社化したり、事業売却(業務委託は継続)することを指す場合もある。

  • TQC(Total Quality Control)

統合的品質管理、または、全社的品質管理のことである。QC(品質管理)は主に工場などの製造部門に対して適用された品質管理の手法であるが、これを製造部門以外(設計部門、購買部門、営業部門、マーケティング部門、アフターサービス部門、etc)に適用し、体系化したものである。
TQCの最大の狙いは、ある製品を企画設計する段階から、製造販売そしてアフターサービスまでの全プロセスで総合的に品質管理を行うことである。また、企業の一部門だけが取り組むのではなく、企業全員(経営者、管理者、監督者、作業者etc)が取り組むことも大きな特徴である。
QCとの大きな違いは、QCが製造現場に密接したハードウェア的な取り組みが中心であるのに対して、間接部門への適用を狙ったTQCではソフトウェア的な取り組みが中心である。すなわち作業プロセスや、各工程における品質への取り組みの規定などを改善していくことに主眼を置いている。

  • 経済的付加価値分析(EVA)(economic value added)

事業活動から得られた利益(税引き後営業利益)から、投下資本にかかる資本コスト相当額を指し引いた経済価値。
投資した資本に対して、一定期間(短期間)でどれだけのリターンを生み出したかを事後的に計測する企業ファイナンスの指標。

  • ベンチマーケティング

本来は測量において利用する水準点を示す語。転じて金融、資産運用などや株式投資における指標銘柄など、比較のために用いる指標を意味する。また、広く社会の物事のシステムの有り方や規範としての水準や基準などを意味する。

  • リエンジニアリング

企業改革において、既存の組織やビジネスルールを抜本的に見直し、プロセスの視点で職務、業務フロー、管理機構、情報システムを再設計(リエンジニアリング)するというコンセプト。「ビジネス・リエンジニアリング」「リエンジニアリング」ともいう。

IBMGMがなぜ失敗したのか?
  • 官僚企業になってしまったから →ちがう

事業の定義を見ていけば失敗した理由がわかる。

事業の定義

事業の定義は三つの要素からなる。

  • 企業を取り巻く環境

社会とその構造、市場と顧客、技術の動向についての前提である。何で対価を得るかを考える。

  • 組織の使命、目的

大企業にはそれなりの目的、使命があった。組織が何が成果として認めるのかということを考える。

  • 社会的な目的を達成するために必要な強みについての前提である。

いかなる分野で抜きでた技術をもつべきなのかということを考える。

事業が有効であるための四つの条件(p54)

1.環境、使命、強みについての前提がそれぞれ現実に合致する
2.それぞれが互いに合致してなければならない
3.組織全体に周知徹底しなければならない(慣習でなくて規律を設ける)(事業の定義は規律それ自体である)
4.事業の定義は絶えず検証していかなければならない

事業の定義は日々刻々と外的影響によって変化させる必要がある。(外と内を常に変化させる)
前提に、事業の定義がある程度時代を経ると陳腐化してしまうからである。

企業の定義が有効でなくなったときことを示す兆候(p59)

1.自らのものであれ、競争相手のものであれ予期せぬ成功
2.自らのものであれ、競争相手のものであれ予期せぬ失敗である

成功しているときにこそ定義をチェックする。事業の定義は事業の目標を達成したときにこそ陳腐化する。

Part2第4章 NPO

NPOが成功した秘訣

  • 使命つまり目的を明確にしたこと

レベルでも使命が必要である。(p73)

  • 企業とおなじく顧客の満足を成果に導入したこと
  • 企業でももっていない制度を導入した(p68)

取締役会が手本とするべきNP0の理事会
CEOが責任者で仕事の内容を評価する理事会というものがある。責任を明確化している。馴れ合いになってしまうことを防ぐ。
取締役を外部から招聘するかCEOを外部から招聘するかの二種類のパターンがあると思った。

第一章のマネイジメントの鉄則を守っているから成功していると言いたいらしい。
企業は「企業の仕事はやりがいが十分ではなく、成果や責任が十分ではない。使命もない。あるのは利益の追求だけである」
企業もNPOに習うべきである

追加メモ
(p52)

市場の変化がライフスタイルという気まぐれなものによって区分されるようになった。 → 個人消費社会

所得が高いから車を買うっていうじだいではなくなたことがGMが失敗した理由。

ライフスタイルから製品が作られる → アイポッド

ライフスタイルを提案する。
新しい価値観を売る。

水道哲学

多く沢山のものを提供する。

ものをいかにつくるかではなく、ものがあるのことを当たり前にする。選択消費ではなくて当たり前の消費とする。

電気っていうものが当たり前になった。情報も水のようにあふれている。
今まで情報でなかったものが情報としてあがるようなってきた。

ボランティアでだいじなこと

  • 訓練
  • 新人教育で使う事でモチベーションを高める。
  • 責任を負うことが使命にとって大事である。・評価される事が大事である。
  • ボランティアに大事なことは使命、訓練、責任である。
  • 成果を満たさなければ自発的な意味で担当が変わる。

考察及び感想

企業というのは常に市場(顧客)、競合他社、技術をチェックし続ける必要性があるということが大企業の失敗でわかった。事業の定義、つまり企業がどのようにして収益を得るのかということは日々変化しているということである。この変化をキャッチできないと事業は陳腐化して企業の経営がとたんに悪化してしまうということである。あと、id:kiwofusiと話題になったのは商品は必ずしも商品を作るだけではないということである。つまりどういうことかというと会社によってライフスタイル、新しい価値を提供しているということである。一番有名な例でいうと松下幸之助が掲げた水道哲学である。水道哲学とは、以下のようにある。

1932年5月5日、松下幸之助は全店員を大阪・中央電気倶楽部に招集し、当社の真の使命を明示しました。「産業人の使命は貧乏の克服である。そのためには物資の生産に次ぐ生産をもって、富を増大しなければならない。水道の水は、通行人がこれを飲んでもとがめられない。それは量が多く、価格があまりにも安いからである。産業人の使命も、水道の水のごとく、物資を安価無尽蔵たらしめ、楽土を建設することである」と、松下幸之助はいわゆる「水道哲学」を述べ、その使命達成のための「250年計画」を発表するとともに、当社が真の創業に入る記念すべきこの日を創業記念日に制定しました。
水道の水は川へ流れ、海に運ばれて、やがて蒸発して雲となり、また雨になってすべての生き物を潤します。私たちは「水道哲学」に込められた真の意味を継承しながら、水が無限に循環するような、新しい産業のあり方を模索すべき時代に入っていると感じています。
環境活動 - 松下幸之助と環境

松下幸之助のように単に商品を提供するにとどまらず社会的価値観を提供していることがわかる。Web系の企業はそういう傾向が特にあると考える。ニコニコ動画Twitterはその例に挙げることができるだろう。ニコニコ動画は、既存の動画に投稿者のコメントを付け加えることで動画に付加価値を与えた。それだけでなく動画を通して掲示板とは異なるコミュニケーションを提供したという点でも新しい価値を提供したといえる。Twitterは、普段は聞き流されてしまうような独り言のような情報をWeb上に載せた。その上でブログでもない掲示板でもないコミュニケーションを提供しているという点で新しい価値を生んだと言うことができる。Webに溢れる情報はある種の松下幸之助が唱えた水道哲学にならっているようにも思える。リアルに転がっているなんでもない記号情報化してWeb上に載せたり、聞き流されしまう情報をWeb上に載せることで大量の情報を流通させる。蛇口をひねれば水がとめどなく出るようにブラウザを開けば無限の情報が溢れるようにする。Web企業の使命はそこにあると思った。むしろそれに尽きると思った。言い換えるならば空気中の水蒸気(記号、情報の断片)を水(情報)に変える。そして、その情報を生み出すのは企業だけでなく個人レベルでできるようになっている。だれもが芸術家になれる、情報発信ができる。そんな時代になったんだなぁと思った。僕はまだ道具の使い方を覚えている段階に過ぎないが、いつかその道具を使って情報発信ができたらいいなぁと思う。

終わりに

Web企業の企業資産ってどうやって分析するんだろうと謎に思った。現実にある資産とは違ってデータベースに入ってる情報がどれぐらいの価値があるかは未知数なので非常に計りにくいだろうと思った。